天上的星星(抄)

大人達っていうのは愉快なもので。僕らに対して親しみを持っている。それは彼らを更に楽しくさせるためのものだけど僕らにとっても嬉しい事だ。ただ、彼らは悩みわずらい、かえってきままに僕らを罵り嫌う。すべての悩みはみんな僕らの負担となるものだ。例え僕らが子供を作ったとしても、いくら考えたってもわからない。空が黒く塗りつけられて、僕らはやっと家に帰ってかくれんぼをする。大人達はまたやってきてわずらい、大声でしかり、僕らはただ恐る恐る出て行くしかなくって、門の前の木の下の竹のむしろで寝そべって涼む。

閑というのは、本当につまらない。周りの部屋や塀や木は、本来目新しいものではないけれど、今はぼんやりしていて見上げれば真っ黒で幽霊の影のようだ。空には月はまだ出ていなくって、星も見えず、黄昏に輝く大空。僕らは悲しくなって頭を垂れ、この夜をどうやって過ごしたらいいかわからず、ぼんやりと居眠り無視がまぶたを這うのを見守っていた。

「お星様だ!」妹が突然叫んだ。

僕らはみんな起き上がって、もともとはつまらないけどやっていた何かを気ままにやめてみた。僕らの頭上に現れた星は小さいけれどもとても輝いて、はっきりと無数の光の角があるのが見えた。僕らは驚いて、それはよっつ?それともいつつ?と数え、その時とっくにその小さな星周りにいくつかの星が出ていて、これはそんな瞬間をあやうく見つけさせないように明るく現れた。ああ、2個、3個、・・・・・・いや、10個、15個・・・・・・奇跡はこんなす速さで現われ、数えれば数えるほど多くなり、もう一度数えて目を閉じると、疲れた後の休息とした。

 僕らは黙って星を眺め、この美しいヒバリに、再び何も言えなくなった。

1981年7月22日 静虚村にて

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