賈平凹との出会い

yameiの専攻は現代中国文学です。はじめは、三国志が好きで「古典やるぜ!!」なんて思ってたんですけど、3回生の時に賈平凹にであって方向性が180度変わりました。
彼との初めての出会いは、イヤイヤとった現代中国文学文学演習でした。それまではかなり不真面目な学生だったと思うし、私の中国現代文学の印象に至っては、「陰気くさくて、政治色強くって、面白くな−い。やっぱし、三国志とか西遊記みたいに派手なのが面白いわ!哲学も勉強になるし(←シミュレ−ションゲ−ム好き)、やるなら古典ね。」でした。(先生方すみません^^;)そんな私の授業での発表の題目が賈平凹の”小城町口的小店”(小さな町の小さな店)になったのです。発表というは、作品・作者の紹介と、作品を読んだ上で生じた疑問や、 印象に残った部分を紹介し、それをもとに討論するという形の物です。
”小さな町の小さな店”という作品は、なんていうかほのぼのと心温まるような、じ−んとする話で、これのおかげで私の現代文学に対するイメ−ジはかなり変わりました。でも、こんな話にもやっぱり中国らしいテ−マ設定がなされているらしく、発表はしないといけないので、とりあえず「中国における新から旧への体制の変化」なんていうありきたりのもんだろうとタカをくくって授業にいどんだんですが・・・結果は「老人問題」というまったく違った物でした。なんでこれのどこが!?と思うほど、老人問題という深刻なテ−マなんて感じられなかったんですよ。先生もおっしゃっていたんですが、他の作家が書いたらこうではなくて、言い方がマズイと思うんですが、まさに私のイメ−ジしてた中国文学になっていたと思います。この時私の中で「賈平凹・・・」と、印象は強烈でした。
それからというもの他の翻訳されている作品を読んだり、前よりはかなり勉強を始めたんですが、同じ人が書いているのに作品によって全然印象が違うし、また何がいいのか・面白いのかわからないんです。(あ−あ−、言っちゃったよ…)でも、すごく気になってしまうという・・・。そんなんで、卒業論文を書くにあたって、「やっぱりテ−マは賈平凹!しかないでしょう」と決定。ただ、賈平凹の何にするかは決めかねて、安易に「評判いいから散文にしよう」ってしちゃったんです。(廃都とかに比べて小城町口的小店に近いような気もしたし。)
これが間違いのもとだった・・・。いや−、翻訳は全くないし、教授からも「今まで散文について論文書いた人いないし、無理だ。」なんて言われるし、時間はいくらあっても足りない!で、結局やっぱり撃沈しました^^; 自分自身もすごく納得いかないし、くやしい!という訳で広報活動?しながら自分でもう一度賈平凹について考えるために今このペ−ジを作ってます。お恥ずかしい。とりあえずうちの恩師、Y教授には知られたくないですな。めっちゃつっこまれそう。

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